例えば、売るタイミング、売り方、説明・見せ方、車両状態、市場ニーズ、交渉方法、売却条件などでも大きく変わってきます。
洗車をしておく
まず定番ですが、洗車というものが重要になります。
心理的なものもありますが、車を販売するまでの期間が短くできるからです。
もう少し詳しく説明しましょう。
まず、車買取会社が車を見たときにそのユーザーが車に対する愛着がどれほどあるのかというのを確かめることもできますね。
車買取会社に対する心理的なハードルが一つ上がるか下がるかを決めます。
汚れている車であれば簡単に買いたたけますね。
扱いが雑であったりすると、それは価格を下げる格好のネタとなってしまうからです。
減点要素となるためです。
もっとも厄介なのが車内の匂いです。
車内臭というのはなかなか厄介で、原因が分からないことが多く、シートなどに染み込んだ匂いを除去するためには膨大な時間がかかるんです。
オーナーであれば匂いの原因がおおよそ分かるので比較的効率よく匂いを除去できるはずです。
特に、ワンちゃんなどを載せている車の場合は、ペット臭の除去は必須です。
ペット臭の除去のためには専門業者による、「内装の全面クリーニング(天井まで含めて)」が必要となり、余計な手間とコストがかかります。
また販売までの期間が先延ばしになるので、相場が下落する恐れがあり、買取会社から敬遠されます。
「車に対する愛着も特にないわけだから、その車の相場観もおそらく知らないだろう!よーしふっかけてやろう!」そんなふうに考えても見たくなるものです。
実際には車内清掃をすれば通常の状態に戻せるものも、車内が汚れているという理由だけで低い価格をふっかけられる可能性が非常に高いです。
洗車と車内清掃については、そんなに難しく考える必要はありません。
例えば、ガソリンスタンドなどに持ち込めば、だったの3000円から5000円程度で車内清掃をきちんとやってもらえますから。
それだけで査定金額が10万~20万変わるとすると、やらない理由は無いですね!
自分の車の相場を把握しておく
続いて大切なのが自分の車の価値を知っておくということ。
これはいわゆる相場というものですが、買取相場を知っているか知らないかで車買取会社の印象が大きく変わるのです。
ユーザー心理からすると1円でも高く買い取って欲しいと思いますが、余りに相場とかけ離れた値段をふっかけると、「この人は全く相場を理解していないんだ!こいつ完全な素人だな」と思われ、相場の最低ラインの金額を言われてしまいます。
全く相場も知らない素人だと思われたら完全にアウトです。交渉余地無しとなります。とんでもない安値をふっかけられて終わりです。
おすすめは車買取査定会社が提供している相場をチェックして、マイナス5万円から10万円程度車両価格から引いた値段からスタートするのが良いと思います。
この値段を言うことで「おっー、こいつは素人ではないな」、と本気の交渉をしてくるでしょう。
売る気を見せること
もう一つは、売る気があるということを示すこと。単に査定金額を知りたいだけとかそういった場合には相手の交渉も滞ってしまいます。
業者はその対抗策として今日決めてくれたら特別価格を出しますよと言ってくるかもしれません。
これもきっぱりとお断りしてください。
なぜならこの時に車買取会社が提示した金額よりも少し上の価格を後から提示されるとやりにくいからです。
そういった割り込みは邪魔者でしかありませんのでできるだけ早く即決させ買い取ってしまいたいというのが車買取会社の心理です。
また突然キャンペーンがあると言い出すこともあります。
今日決めてくれたらいくら下げますよ。そのようなタイミング良すぎるキャンペーンもいかにも怪しいと考えた方がいいです。これも先ほどの別業者からの割り込み防止の予防策と考えてよいでしょう。
要は一括査定に出しているので全ての会社を比較して決めたいのですという意思表示をはっきりとしましょう
一通り価格が出揃ったところで、一番高い金額に対して他の会社はそれ以上の金額が出せないかどうかを各社電話して確認してみると良いでしょう。
それ以上出なかった場合は最初に出した最高金額の所に決定すれば良いことになります。
車を売るタイミング
車が売れる時期というのがあります。
就職や、会社組織が変わるタイミングで需要が伸びます。
したがい、その少し前の時期がベストということになります。
一般的には毎年9月と3月ですね。
それの1か月か2か月前から売却の検討をすることをオススメします。つまり8月と2月が売り時ということになります。
その時期になると、「車を売ってください」、「車買取」についてのテレビCMが多く流れることから、車買取業者の動きが活発であることが理解できますね。